monteke home |  インフォメーションお問い合わせ| サイトマップ会社案内リンク

 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



●関連記事

・ブログ ダウリー(結婚持参金)

・ブログ ハンディクラフト







 
















































































 





   最近、大手スーパーは、レジ袋の有料化を進めている。
 実際、袋が有料になれば、MY BAGを持参する消費者も多くいて、
 レジで多種多様なエコバッグをみかけるようになった。
 
 インドでは、バザールで配布されるポリエステルの袋の質が悪く、
 せっかく袋をもらっても、すぐに破れてしまったり、
 物を道路に捨てる習慣で、町を闊歩する牛たちが、
 誤って食べてしまい、死んでしまうケースも起こり今、
社会問題になりつつある。

 バングラディシュでは、かなり前から、この袋で公害が起こり、
 ジュートで編んだMY BAGを積極的に取り入れる運動が起こった。
また、配布される袋も、紙製のものを使う取り組みが
広範囲で活用されているから驚きである。

 こういった世界の背景をよそに、
 グジャラートの田舎では、部族たちが、
自ら作ったミラー刺繍を家紋のように取り入れて、
 誇り高くバザールを歩く姿が未だ健在であった。

 この愛すべき刺繍バッグは、
日差しの強いこの地方ならではの装飾品で、
 耐久性も兼ねて母から娘へと
受け継がれている刺繍を日常化したものである。

 初めてこのバッグに出会った時、
 待ち行くお母さんたちに、
このバッグはどこで買う事ができるか、聞いて歩いた。
 中には、バッグを売って欲しいと勘違いしたのか、
 大金を出したって売りませんよ。
 と怒られる事もあった。

 お母さんは、このカラフルなバッグに、
 野菜やチーズや日常雑貨を入れて、颯爽とバザールを歩き、
 この穏やかな町の生活に、彩りを加えている。
 
 もちろん全て1点ずつデザインも異なり、
 かなり贅沢な1点である。
 
                


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 





初めてこのバッグと出会って3年、
現地では新たな試みで、
チャックを付けたり、
ナイロン素材を裏地に使用し、
防水加工をするようになってきた。

実用的なBAGとなったが、
綿産業で栄えたグジャラートらしく、
コットン素材のものが愛らしい様に感じる。


インドでは、ダウリーと呼ばれる、
婚礼の際に新郎に託す持参金が問題となっているが、
この地域では、刺繍作品が、
ダウリーの必須条件となっていて、
新婦が刺繍の出来栄えで判断される要因が
元となって、大きな社会問題まで
発展してしまった。

こういった新婦の負担をなくす取り組みで、
政府が刺繍作りを禁止してしまった
時代を背景に、
最近では、精密な刺繍を行う作り手も
減少してしまい、
刺繍BAGもかなり値段が上がっている。


元々刺繍作りの運動が始まったのは、
部族たちが、放浪の合間に刺繍を作ったことだった。

刺繍の作り手のほとんどは、
寺院や自宅を飾るため、
この刺繍を作り、
それが、王(マハラジャ)に献上する為へと
変わって行った。

そして、次第に刺繍文化が定着すると、
この地を収める王(マハラジャ)の保護により、
沢山の愛すべき手刺繍が作られていった。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







Copyright © 2007 monteke.com. All Rights Reserved