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バンジャラ族のアクセサリーは、
どれも生命力であふれている。
彼女達は、シルバーを買わない代わりに、
コインをあしらったメタルのアクセサリーを身につけた。
そのアクセサリーは、
ジャンガルで暮らす彼女たち自身の身を守る役割もあり
”生”への意識はそのままデザインに用いられた。
今回、2つにつながられたTOEリングを
手にすることができた。
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ヒンドゥー教の女性は結婚しているという証を、
おしゃれで表現する。
地域によって多少異なるが、
大抵髪の分け目に赤い粉をぬって、
額に赤い丸い印をつける。
腕にはチュリという腕輪をつけ、
足には両方に指輪をつける。
バンジャラ族もヒンドゥーカーストだから、
この風習を取り入れていて、
結婚しているかどうか
すぐ判断できてしまう。
ところが、バンジャラ族のつけるTOEリングは、
ちょっと違う。
彼女たちの足についているリングは2つつながれていて、
片方はとんがった3つの槍、
もう片方は、アメーバのような形で、
中に魚が彫られていた。
これには実は意味があって、
片方はシヴァ(男性性器)片方はパールバティ(女性性器)
を表している。
つまり子孫繁栄の願い。
ヒンドゥー教の思想の中で、
決して異端ではなく、
真髄そのもの。
なんだか、インドらしくておもしろい。
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